新世紀エヴァンゲリオン 皆が居る未来のために
第六話 Zガンダムとリュウトの力
第壱発令所
『総員第一種戦闘配置』
『対地戦用意』
シンジがマユとレイのデータを見ていたときに使徒が襲来した。
「敵の映像はまだなの!?」
ミサトがオペレーターの席の真ん中に座っている眼鏡をかけた青年『日向マコト』に指示を出していた。
「お待ちください・・・・・・・・・でました!!目標の光学映像です!!」
スクリーンに映しだされたのは気色悪いピンク色をしていてイカの頭のようなところに二つ大きな目のようなものがある長細い使徒だった。
「波長パターン青!!間違いありません!!使徒です!!」
マコトの右隣に座っているロンゲの青年『青葉シゲル』が目標が完全に使徒だということを告げる。
「とうとう、来たわね、第四の使徒が・・・・。どうするのミサト?」
リツコがマコトの左隣のオペレーター『伊吹マヤ』の椅子に手を着き作戦部長であるミサトに聞いた。
「殲滅するに決まってるでしょ!!マヤちゃんとにかくシンジ君とリュウト君に召集をかけて!!」
「分かりました」
マヤはシンジのリュウトに電話をかけて緊急招集をかけた。
しばらくしてシンジとリュウトが私服姿で発令所に入ってきた。
「すまないわね、こんな時間に呼び出して」
「い、いえそんなことは・・・・」
「使徒がネルフに接近中です。あなたたちにはこれを殲滅してもらいます」
「「はい!!」」
「格パイロットはパイロットスーツに着替えたあとブリーフィングルームに集合。いいわね?」
「「はい」」
ブリーフィングルーム
シンジとリュウトはパイロットスーツに着替えた後ビリーフィングルームに集合していた。
シンジのパイロットスーツは前の世界のプラグスーツと同じ、リュウトはシンジのと模様は同じで緑色のパイロットスーツである。
「目標の移動速度は速いわ、出撃するときにはもう街中に来ていると思うわ」
机のディスプレイに街中に迫る第四使徒シャムシエルが映し出されている。
「出撃したあとは各自で迎撃街の被害はできるだけ最小限に抑えて」
「分かりました」
「了解」
「じゃあ、頼むわね」
「「はい!!」」
その後シンジはIMPULSE、リュウトはZガンダムに乗り込んだ。
第壱発令所
「IMPULSE、シンクロ率65%、Zガンダム、シンクロ率60%」
「ハーモニクス全て正常値です」
マヤがリツコに告げる。
「ミサト発進OKよ」
「了解・・・・発進準備!」
『安全装置解除!!』
『ブースター異常無し!!』
『エネルギー充電フル確認!!』
『IMPULSE発進準備完了!!』
『ハッチ開放!!』
「シンジ君IMPULSE発進どうぞ」
『碇シンジ・・・IMPULSE行きます!!』
ブースターが火を噴き日の出の空へ飛び立ち変形する。
「レグルス、バスターフォルムで射出!!」
巨大な飛行機型のIMPULSE支援機の『レグルス』が『バスター』と呼ばれるフォルムで射出される。
IMPULSEはレグルスと合体しエヴァンゲリオンとなる。
『安全装置解除!!』
『エネルギー充電フル確認!!』
『フェイズシフトフレーム異常無し!!』
『Zガンダム発進準備完了!!』
『ハッチ開放!!』
「リュウト君Zガンダム発進どうぞ」
『西口リュウト・・・Zガンダム出ます!!』
Zガンダムの足に装着されているカタパルトがスライドしてある程度スライドするとロックされてZガンダムのバーニアが点火されて空中に飛び出す。
「ビームライフル装備か・・・・・十分だ!!」
シャムシエルはIMPULSEとZガンダムを確認すると起き上がったような感じになり手のようなところから触手のようなビームの鞭が出ている。
「シンジ、あいつの攻撃方法はおそらくあの変な触手みたいなものだろう・・・・・」
『うん、確かに厄介そうだんな』
リュウトはビームライフルを一発発射するがA.Tフィールドによって防御される。
「ちっ、A.Tフィールド・・・厄介だな」
『リュウト、どうする?』
『一つだけ方法があるわ』
「「ミサトさん?」」
ミサトの提案した作戦は
Zガンダムが目標のA.Tフィールドの中和及び敵の引き付け
IMPULSEが全ての砲の砲撃で中和して防御ができない使徒を撃破
『どう、この作戦・・・いけそうかしら?』
「俺はOKです」
『リュウト君はどう?』
正直リュウトは迷っていた。この作戦だったら自分の方が危険が伴う。だが、この作戦だったら勝率は高い。
「・・・・・分かりました・・・・僕、やってみます!!」
するとリュウトはビームサーベルを一本抜きシャムシエルに切りかかった。
「ウオォォォォォォォォォォォォ!!」
それに気づいたシャムシエルは鞭で攻撃するがリュウトはシールドで防御するがシールドはその反動でばらばらに砕け散る。
「いまだ!!」
リュウトはそれを見越してもう一本のビームサーベルを抜いて二刀流状態になるその二本のビームサーベルで二本の鞭を防御する。
「くっ!!・・・・・・・今だシンジ!!」
「了解!!」
シンジは両手首にあるビーム砲と頭部の両脇にある小型ミサイル砲、両腰についているビーム砲をシャムシエルの方向に向ける。
「エネルギー充填よし。砲撃スピード、砲撃経路よし。発射準備完了・・・・・・・・・・・・・発射するよリュウト!!」
「分かった、早く!!」
「全砲発射!!」
シンジはコクピットにあるレバーのトリガーを一斉に押す。するとIMPULSEの砲が全て一斉に発射される。
Zガンダムと格闘していたシャムシエルは避けきれずに全弾すべて命中しその中のビームはシャムシエルの体を貫通しコアもろとも蜂の巣にする。すると鞭は消えてシャムシエルは後ろにぶっ倒れた。
『目標完全に沈黙・・・・・パターン青消滅・・・・』
発令所にはシゲルの声のあと歓喜が舞い上がった。
司令室
シンジは戦闘が終わった後ゲンドウにあることを聞くために司令室に来ていた。
「シンジか、どうした?」
「実は、綾波マユと綾波レイのMAGIに登録されている詳細データを見たけど俺が兄ってどういうことだよ!?」
「そのまんまの意味だが・・・」
「・・・・・・・・・・?」
「つまりだな・・・・」
冬月がゲンドウの変わりにシンジに説明した。
「つまり綾波レイと綾波マユの家族関係で考えられるのは碇シンジ君、君しか考えられないのだよ。だからとり合えず兄ということにしておいたんだよ」
「そうだったんですか・・・・・・・・俺はどうやって彼女らと接すればいいんですか?」
「良き兄として接すればいいと思うが・・・」
「そ、そうですか・・・・」
「正式には明日本人たちに通達する」
「くれぐれも誤解のないようにね!!父さん!!」
「わ、分かっている。問題ない・・・・・」
((本当に問題ないのか父さん(碇)))
その疑問がシンジと冬月の心から消えることはないだろう・・・・・。
次回予告
綾波レイ・・・・彼女は生きるということの楽しさを知らなかった。
だが、シンジという新しい兄、家族ができたことに少しばかりか感情を揺れ動かす。
次回、第七話心
レイの揺れ動く心を導け マユ
龍の嘆き
やっとできました。シャムシエル戦。なんか題名で合ってなかった話でしたね。
さて、次回はマユとレイが活躍する予定です。
用語説明
レグルス
レグルスとは巨大な飛行機型で変形すると前の世界のエヴァンゲリオン初号機に酷似した姿になり変形したIMPULSEと合体する。
合体したあとの正式名称は『ZGNE−EVA−001−REGURS−TYPE』となる。
バスターフォルム
IMPULSEの三種類あるフォルムの内遠距離攻撃に特化した砲撃タイプ。他には機動力に特化したバランスタイプ、近接戦闘に特化した接戦タイプなどがある。
バスターフォルムは頭部の両脇に小型ミサイル砲と両手首には小型ビーム砲、両腰には手首のビーム砲よりもっと大きめのビーム砲が装着されている。
カラーリングは深緑色。