新世紀エヴァンゲリオン 皆が居る未来のために
第五話 分身!?
シンジは学校が終わったあとリュウトと一緒にネルフ直属の病院に来ていた。
「で、シンジ、今日はどうするんだい?」
「う〜ん・・・・今日は・・・綾波のお見舞いにでも行くか・・・」
「そういえば最近見かけないと思ったら入院してたんだな」
「うん、リツコさんからそう聞いたけど・・・」
「じゃあ、行ってみようか?」
「うん」
リュウトは受付に小走りで走っていって綾波レイの病室を聞くとシンジと一緒にレイの病室に向かうためエレベーターに向かった。
エレベーター内
「綾波レイの病室は三階だってさ」
「へ〜」
エレベーターのボタンの横にある光が3のところに止まりエレベーターの扉が開く。そこにはゲンドウが立っていた。
「父さん・・・」
「碇司令・・・」
「シンジかそれにリュウト君、君たちレイのお見舞いかね?」
「はい、そうですが」
「そうか、私が行ったのではあまり元気が出ないようだ。君たち、頼む」
「「はい」」
入れ違いに二人とゲンドウがエレベーターに入る。
「なんか、碇司令変わったよな」
「えっ・・・?」
「あ、ごめん、ごめん、シンジはここに入ってきたばかりだったよね」
「い、いや、別にいいんだけどね。確かに父さんは変わったのかもしれない・・・・」
「シンジ・・・・?」
考え込んでしまったシンジにリュウトは呼びかける。
「あ、ちょっと考え込んじゃったな・・・」
するとリュウトはある部屋で止まった。
「3005号室・・・ここだ」
「えっ、でもここって二人部屋だよ」
「あ、そっかシンジはまだ知らなかったな。実は綾波の姓を持つ人物はネルフでは二人いるんだよ」
「えっー!!!!!」
「あ、綾波が二人!!??」
「ああ、そうだけど・・・・まぁ入れば分かるんじゃない」
そう言うとリュウトはドアのノックした。
『誰?』
陽気そうな高い声がした。
(もう一人の綾波かな?)
シンジはまだ見ぬもう一人の綾波を想像していた。
「ああ、俺・・・・西口だけど・・・」
『あ、どうぞ』
シンジとリュウトは部屋に入った。ベッドは二つあり一つには前の世界と容姿がまったく同じの綾波レイ、向かいのベッドには髪の色は同じだがツインテールで同じく赤い瞳の『綾波マユ』と書かれていた。
「ねぇ、リュウトその子がサードチルドレンの碇シンジ君?」
「ああ、そうだけど・・・」
「ふ〜ん・・・なんかイメージと違ったなぁ・・・」
「どんなイメージだったんだ?」
「う〜んとね・・・微妙にオタク系ででもそれを表面に出さない感じだったんだけどな・・・」
「なんだそりゃあ・・・」
リュウトはシンジの方を向き
「えっとこの子がさっき言ってたあやな・・・」
リュウトの紹介する言葉を邪魔するように綾波マユが
「初めまして碇シンジ君、私は綾波マユ。コードネーム『ZGNE−EVA−X−EXTRA−TYPE−GUNDAMX』呼び名は『ガンダムX』って呼んでるもののパイロットなんだ、よろしく」
にっこり微笑むマユにシンジは少し照れて握手をした。
「よろしく」
「それでこっちが『綾波レイ』・・・コードネーム『ZGNE−EVA−000−PROTO−TYPE−WING』呼び名は『WING』のパイロットだ」
レイはシンジの方を向き少し微笑むと
「綾波レイよ・・・・よろしく・・・・」
「え・・・・ああ、よろしく」
握手をするとシンジはリュウトを手招きした。リュウトの耳元で
「おい、なんで綾波が二人も居るんだよ?」
同じくリュウトもシンジの耳元で
「詳しくは知らないんだけどWINGの初の起動実験中暴走してその時なんらかの作用で綾波レイと全く同じ人物がもう一人居たってことだけど・・・・」
リュウトは更に続けた。
「それで、DNAも同じ血液型も同じで肌や内臓も全て全く同じ・・・つまり年齢も一緒イコール誕生日も同じってわけだ」
「へぇ〜」
(あとでMAGIで調べてみるか・・・)
その後他愛もない話をしたあとシンジとリュウトはマンションに向かった。
マンション
「じゃあ明日な」
「うん、じゃあ。」
シンジオが自分の部屋のドアのキースロットにカードキーを通し部屋に入ろうとした瞬間
「ああ、シンジ、一つ言い忘れていたことがあった」
「何?」
「次、使徒が攻めてきたときは俺も出撃できるから、Zガンダムで」
「うん、たよりにしてるよ、リュウト」
「任せとけって、じゃあな」
「うん」
シンジの部屋
シンジは部屋に入り夕食を食べたあとすぐにパソコンに向かった。
「えっと綾波マユ・・・綾波マユ・・・・・・」
MAGIの検索データに綾波マユの名前を入力し検索する。
「う〜ん・・・出てきたのはこれだけか・・・」
綾波マユ
14歳
過去の経歴は抹消済み
ZGNE−EVA−X−EXTRA−TYPE−GUNDAMXの専属操縦者
4thchildren
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シンジは自分のIDについているパスワードを入力。すると更に深い情報が出てくる。
詳細データ
綾波マユはエヴァンゲリオン零号機であるWINGの起動実験中のさいにWINGのパイロットである綾波レイの精神的不安定というのが原因で起こった暴走事故でパイロット救出のさいにコクピットには綾波レイの膝の上に居た、ツインテールで髪の色は綾波レイと同じ。瞳の色も綾波レイと同じ真紅。性格は綾波レイとは正反対で陽気で明るい性格。
この少女が出てきた人間は綾波レイの精神的不安定なこととレイの性格が物静かなことに原因があると考えられる。
その理由はレイの“裏人格”のことである。物静かの反対は陽気その裏人格と不安定な精神が発端で起きた現象だと考えられる。
一応家族構成は双子の綾波レイ、兄の碇シンジだけである。
「う〜ん・・・・・ん?」
シンジは最後の文面に着目した。
「『双子の綾波レイ、兄の碇シンジだけである』えー!!??俺の妹!?」
シンジは綾波レイの詳細データも見るがそこには『双子の綾波マユ、兄の碇シンジ』と書かれていた。
「と、とうさん!!一体どういうことなんだよ!!」
シンジはそこにはいない父親に心の中で大文句を言った。
次回予告
迫り来る新たな使徒、シャムシエル。
シンジはIMPULSE、リュウトはZガンダムで出撃する。
意図も簡単に二人は使徒を撃退する。シンジはリュウトの力を見て驚きを見せる。
そして、シンジ、マユ、レイの兄妹問題はいかに・・・・・・。
次回、第六話Zガンダムとリュウトの力
用語説明
GUNDAMX(ガンダムX)
コードネーム『ZGNE−EVA−X−EXTRA−TYPE−GUNDAMX』通称は『ガンダムX』全体的に白のカラーリングで胸部だけはブルーのカラーリングで背中には『X』の文字のごとくレーザー砲とレーザーブレードが装備されている。
WING
コードネーム『ZGNE−EVA−000−PROTO−TYPE−WING』通称は『WING』本体のカラーリングは上半身は青を貴重としていて下半身は白のカラーリング。このWINGの最大の特徴は背中に翼(飛行ユニット)が装備されていることである。
武装は
ビームサーベル二本
ロングビームライフル二挺(このロングビームライフルは繋げることでローエングリン砲となる)
アンチビームシールド(バルカン砲着き)